シャンプーで抜け毛が手につく…これって普通？本数の目安と今すぐできる対策

シャンプーをしているとき、抜け毛が手につくと不安を感じる方もいると思います。そもそも、抜け毛はどの程度であれば正常なのか、どのくらいになると注意が必要なのかは、多くの人が気になるポイントです。この記事では、シャンプー中に見られる抜け毛が心配すべき状態なのかどうかを、やさしく分かりやすく解説していきます。

シャンプー時に手につく抜け毛は正常？異常？

シャンプーのときに手にまとまった抜け毛がつくと、不安になる方もいるでしょう。しかし、抜け毛の量は人それぞれで違います。まずは「自分の抜け毛が普通か、それとも気にするべき状態か」を見分けるポイントと、シャンプー時に抜け毛が増えやすい理由を、わかりやすくご説明します。

 

1日の抜け毛50～100本は自然な現象

1日の抜け毛は50〜100本程度なら自然な範囲とされています。日本人の髪の毛はおよそ10万本といわれており、そのうち毎日少しずつ生え変わっていくためです。

 

ただし、この本数はあくまで“平均”です。もともとの髪の量によって差がありますし、季節によって抜けやすい時期があるなど、多少の変動は誰にでも起こります。

 

「1日100本」と聞くと多く感じるかもしれませんが、髪全体から見れば決して異常な量ではありませんので、過度に心配しなくても問題ありません。

 

シャンプー時に抜けやすい理由

一日の中で最も抜け毛が多く見られやすいのが、シャンプーをしているときだといわれています。

 

普段、抜け毛は一か所にまとまって落ちるのではなく、1日の中で少しずつ分散して抜けています。それがシャンプーの際に手や排水口にまとめて集まるため、実際の量よりも多く感じてしまうのです。

 

また、シャンプー中は髪や頭皮に直接触れるため、自然に抜けていた毛も視覚的にわかりやすくなります。その分「いつもより多く抜けている気がする」と感じやすいだけで、必ずしも異常というわけではありません。

 

シャンプー時の抜け毛本数の目安は20～60本

シャンプー時の抜け毛は20～60本程度が目安といわれています。1日の抜け毛の目安である50～100本と比べても、シャンプーのタイミングでまとまって抜ける量が多いことがわかります。

 

この目安を大きく超えて明らかに抜け毛が増えていると感じる場合は、ヘアサイクルの乱れなど、薄毛につながるサインの可能性もあります。気になるときは早めにケアを見直すことをおすすめします。

「危険な抜け毛」を見分ける3つのチェックポイント

日常的に起こる抜け毛の中には、特に心配のいらない“正常な抜け毛”も多く含まれています。その一方で、ヘアサイクルの乱れが進んでいるサインとして現れる“注意が必要な抜け毛”もあります。

 

ここでは、そんな危険な抜け毛を見分けるための3つのチェックポイントをご紹介。見た目にも特徴が現れることが多いため、そのまま放置せず、早めに対策を始めることが大切です。

 

①抜け毛の量が明らかに増えた

シャンプーをしているときの抜け毛の量は、毎日続けていると自然と“自分の普通”がつかめてくるものです。その量よりも明らかに多くなり、手に絡まる髪が増えてきた場合は、何らかのトラブルが起きている可能性があります。

 

一時的な増加で収まることもありますが、数日〜数週間にわたって抜け毛が増え続けるようであれば、ヘアサイクルが乱れているサインかもしれません。そのまま放置せず、早めにケアを見直すことが大切です。

 

②抜け毛が細く短くなっている

抜け毛の中に、まだ十分に成長していない“細くて短い毛”が目立つようになってきた場合は、髪の成長サイクルがうまくまわっていない可能性があります。

 

健康な髪は、適度な太さがあり、根元部分（毛根）がふっくらしているのが特徴です。指で軽く引っ張っても簡単には切れず、しっかりとした弾力があります。

 

それに対して、細くて短い毛が多く抜けている場合は、髪が十分に成長する前に抜け落ちてしまっている状態かもしれません。見た目でも違いがわかりやすいため、気づいたら早めにケアを見直してみることをおすすめします。

 

③頭皮トラブルを伴っている

抜け毛が増えてきたタイミングで、かゆみ・赤み・フケの増加などが気になる場合は、頭皮環境が乱れているサインかもしれません。

 

洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗ってしまったり、乾燥や刺激によって頭皮に負担がかかったりすると、炎症が起きやすくなります。頭皮に炎症がある状態では、毛根もダメージを受けやすく、健康な髪が育ちにくくなってしまいます。

 

このような頭皮トラブルを放置すると抜け毛が悪化してしまうこともあるため、気になる症状があるときは早めにケア方法を見直すことが大切です。

抜け毛を減らす正しいシャンプー方法

抜け毛を減らすためには、毎日のシャンプー習慣を見直すことがとても大切です。頭皮を清潔に保つことはもちろん、髪や頭皮に余計な負担をかけない洗い方を心がけることで、ダメージを最小限に抑えられます。

 

ここからは、抜け毛を減らすための正しいシャンプー方法をご紹介します。毎日のケアに取り入れて、健やかな髪を育てていきましょう。

 

ステップ1：ブラッシングと予洗い

シャンプーに入る前に、まずはブラッシングで髪の絡まりをやさしくほどいておきましょう。髪の表面にはホコリやフケなどの細かな汚れが付着しているため、ブラッシングで浮かせておくことで、洗い流しやすくなります。

 

そのあと、ぬるま湯で“予洗い”を行いましょう。お湯の温度は38度前後のぬるま湯が理想。熱すぎると頭皮の乾燥を招くため注意しましょう。指の腹を使い、頭皮を軽くマッサージするように2分ほどかけて丁寧にすすぎます。

 

ブラッシングと予洗いだけでも意外と汚れが落ちるため、シャンプーの量を減らせるほか、髪や頭皮への負担を軽くする効果も期待できます。

 

ステップ2：手のひらでしっかり泡立てる

予洗いで汚れを落としておくと、シャンプーの泡立ちがぐんと良くなります。頭皮に直接シャンプーをつける方もいますが、刺激になりやすく、頭皮トラブルの原因につながることもあるため避けましょう。

 

まずは手のひらに適量のシャンプーを取り、お湯を少し加えながら両手でしっかりと泡立てます。このとき、きめ細かいふんわりとした泡を作るのがポイント。泡が十分につくれていないと、摩擦が増えて頭皮や髪に負担がかかってしまいます。

 

もしうまく泡立てられない場合は、泡立てネットを使うのもおすすめです。自分が使いやすい方法で、やさしい泡をつくる習慣をつけていきましょう。

 

ステップ3：指の腹で優しくマッサージ

シャンプーで洗うときは、爪を立てず、指の腹を使ってやさしくマッサージするように洗うのがポイントです。強くこすってしまうと頭皮を傷つけるだけでなく、髪同士が擦れてダメージの原因にもなってしまいます。

 

また、洗浄力がやさしい「ゴールデンシルク オーガニック シャンプー」を使えば、4種類のハーブエキスが頭皮をいたわりながら、うるおいを保って洗い上げてくれます。髪への負担を抑えつつケアができるため、自然なツヤのある髪へと導いてくれるでしょう。

 

ステップ4：すすぎは念入りに

シャンプー後は、とにかく丁寧にすすぐことを心がけましょう。シャンプーの成分が髪や頭皮に残ってしまうと、かゆみ・赤み・フケなどのトラブルを引き起こし、抜け毛が悪化する原因にもなります。

 

全体をしっかり流すのはもちろんですが、生え際・耳の後ろ・後頭部などは特に泡が残りやすい場所です。シャワーをあてながら指の腹でやさしくなでるようにして、念入りにすすいでいきましょう。

 

「ちゃんとすすいでいるつもりでも、実は残っていた」というケースは意外と多いため、普段より少し長めの時間をかける気持ちで行うと安心です。

 

ステップ5：すぐにドライヤーで乾かす

シャンプーが終わったら、まずは清潔なタオルでタオルドライを行います。このとき、タオルでゴシゴシこするのはNG。髪を傷めてしまうため、タオルを軽く押し当てるようにして余分な水分を取りましょう。

 

その後は、濡れたまま放置せず、すぐにドライヤーで乾かすことが大切です。髪や頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖しやすく、ニオイやかゆみ、頭皮の冷えの原因にもつながります。

 

ドライヤーは髪から20cmほど離して、頭皮までしっかり乾かすのがポイント。根元→中間→毛先の順に乾かすと、ふんわりまとまりやすくなります。

抜け毛対策におすすめのシャンプーの選び方

抜け毛が気になり始めたら、毎日使うシャンプーを見直すことがとても大切です。シャンプーにはさまざまな種類がありますが、最も重要なのは自分の頭皮タイプに合っているかどうかという点です。

 

頭皮の状態に合わないシャンプーを使い続けてしまうと、乾燥やベタつき、かゆみなどのトラブルを招き、それが抜け毛につながることもあります。健やかな髪を育てるためにも、まずは自分の頭皮の特徴を知り、適したシャンプーを選ぶことが抜け毛対策の第一歩です。

 

マイルドな洗浄成分を選ぶ

シャンプーを選ぶときは、洗浄力が強すぎないマイルドな成分を選ぶことが大切です。刺激の強いシャンプーは頭皮のうるおいまで奪ってしまい、乾燥やかゆみ、フケなどのトラブルにつながることがあります。

 

また、必要な保湿成分がしっかり配合されているかどうかもチェックしてみましょう。頭皮のうるおいバランスを保つことで、健やかな髪が育ちやすい環境を整えられます。

 

「ゴールデンシルク オーガニック シャンプー＆トリートメント」は、人の髪や頭皮と同じ“アミノ酸系”の成分でつくられており、やさしい洗い上がりが特徴です。95％以上が天然由来成分で構成されているうえ、香りづけにも天然精油を使うなど、配合成分にもこだわって作られています。

 

頭皮への負担を抑えつつケアしたい方に、安心して使いやすいアイテムです。

 

頭皮ケア成分配合のものを選ぶ

頭皮の状態が気になる方は、頭皮ケア成分が配合されたシャンプーを選ぶのもおすすめです。

 

・グリチルリチン酸ジカリウム：抗炎症作用があり、フケやかゆみが気になるときに使いやすい成分

・アミノ酸系洗浄成分：肌と同じ弱酸性で、必要なうるおいを守りながらやさしく洗える

 

このような成分が含まれていると、頭皮への負担を抑えつつ健やかな状態へ導いてくれます。

 

頭皮トラブルが気になり始めたときは、こうした成分が入っているかどうかをチェックし、自分に合ったシャンプーを選んでみましょう。

 

刺激成分は避ける

すべての人に当てはまるわけではありませんが、頭皮に炎症がある方やデリケートな肌質の方は、刺激の強い成分が入ったシャンプーを避けることをおすすめします。

 

・ラウリル硫酸Na などの強い洗浄成分

・合成着色料や合成香料 が多く使われているもの

 

これらは頭皮の負担になりやすく、乾燥やかゆみなどのトラブルを招くこともあります。

 

シャンプー中にかゆみやピリピリ感などの違和感を覚えた場合は、まず配合成分を確認してみましょう。刺激の少ないタイプに切り替えることで、頭皮の状態が落ち着くこともあります。

今日からできる抜け毛対策で健やかな髪と頭皮を守ろう

シャンプー中の抜け毛は、一日の中でも特に目につきやすいため、不安に感じる方も多いと思います。しかし、正常な範囲の抜け毛であれば、過度に心配する必要はありません。

 

ただし、抜け毛の本数が増えてきた、髪が細く短くなっている、頭皮のかゆみや赤みなどトラブルが続いている場合は、毎日使うシャンプーを見直すことがとても大切です。

 

マイルドな洗浄成分や保湿成分がしっかり配合されたシャンプーを選び、正しい洗い方でケアを続けることで、髪と頭皮の健やかな環境は整っていきます。今日からできる習慣を取り入れて、ツヤのある美しい髪を育てていきましょう。